この記事では、バカリズムが天才と呼ばれるのはなぜなのか、その理由をまとめました。
バカリズムをネットで検索すると、ほぼもれなくと言っていいほどセットになっているキーワード、「天才」。
しかし一体なぜ、お笑いタレントである彼がそう呼ばれるのでしょうか。
その答えは、彼の活躍を振り返ることでハッキリと見えてきます。
「バカリズム」と「天才」というキーワードを結びつける理由がわかると、「お笑い」をより一層楽しむことができるようになりますよ。
バカリズムとは?
本名は升野 英知(ますの ひでとも)。
1975年11月28日生まれ、福岡県田川市出身のお笑い芸人。
10年間はバカリズムというコンビ名で活動していましたが2005年に相方が脱退し、その後はピン芸人としてコンビ名を引き継ぎ、現在に至ります。
R-1グランプリで披露した「トツギーノ」というネタで脚光を浴びるようになり、その後は完成度の高いネタと大喜利などで次第にメディアへの露出を増やすことになります。
天才とは?
天才とは、辞書によれば「生まれつき優れた才能を備えた人」という解釈です。
ドイツの物理学者アルベルト・アインシュタイン、オランダの画家フィンセント・ファン・ゴッホなど、独自のひらめきや発想力を持った人物を指します。
バカリズムが天才と言われるのはなぜか?
では、なぜバカリズムは天才と呼ばれるのでしょうか。
その6つの理由を紐解いていきます。
大喜利番組で見せる笑いの瞬発力
ひとつめは、お笑い芸人の必須条件である「人を笑わせる瞬発力」が秀でていることです。
フジテレビの大喜利番組であるIPPONグランプリでは、「お笑い四次元ポケット」と比喩される豊かな発想力と瞬発力を生かし、最多4回の優勝を達成(2018年12月現在)。
出されたお題に対し瞬時に回答する、という追い込まれた状況で生み出される回答はそのひとつひとつが高品質で、まるで一級の産地で生み出されるダイヤのようであり、非凡なバカリズムのベースになっていると言えるでしょう。
コントなどのネタで見せる奇抜で独創的な世界観
ふたつめは、テレビ番組やライブにおいて、コントなどのネタで見せる奇抜で独創的な世界観です。
彼が生み出す独特の空気感は、日本映画学校・俳優科時代に培われたもので、その演技力は非常に完成度が高く、見ている側は違和感なく最後までその演技に浸ることができます。
さらに、そのしっかりとダシがとられたスープに奇抜な笑いのエッセンスが加えられていき、ひとつの作品がじっくりと仕上げられていくのです。
革新的なインスピレーションと高い構成力が生み出す「笑いへのプロセス」は、バカリズムのお笑い哲学の結晶となっているわけです。
ここで、YouTubeで見ることができる人気の動画をご紹介しましょう。
銅と銀
バカリズムが1人2役をこなしストーリーを組み立てていくライブのネタです。
周囲の期待に応えられなかった卓球オリンピックメダリストの「はやしだこういちろう」が、周囲の期待以上の活躍をして調子に乗る後輩「こいけ」を利用し、自分のイメージアップを図ろうと行動を開始します。
「先輩はやしだ」と「後輩こいけ」の人間性の違いを明確に見せる演技に注目です。
バカリズムのオールナイトニッポン
ラジオを聴いている人(リスナー)からのメッセージを瞬時に選別、笑いへと導く才能はまさに非凡。
テレビでは放送できない下ネタ満載のためちょっと刺激の強いコンテンツですが、彼のプライベートも垣間見える濃密な時間が体験できます。
「バカリズム」「オールナイトニッポン」でぜひバカリズム汁を浴びてください。
埋め込んである動画の右上をタッチすると、バカリズムのオールナイトニッポンの動画を集めた再生リストが表示されます。
マルチな活躍
3つめは、多方面での活躍が挙げられます。
最近はCMでもよく見かけますが、バラエティ番組ではパネラーやひな壇だけでなくMCもこなし、ドラマの出演と脚本、さらにはナレーションや上述のようなラジオパーソナリティ、短編小説など、ジャンルを問わずに多くのメディアでその才能を発揮しています。
現在のバカリズムは、まさに二足の草鞋(わらじ)どころか多足の草鞋を履いているわけですね。
同僚にしたい男ランキングで福山と同率1位
日刊SPA!の恒例企画「男が選ぶ同僚にしたい男ランキング・2015」で、あの福山雅治と同率で1位に選ばれました。
このアンケートの対象者は30代~40代の男性となっており、テレビで見せるユーティリティな仕事ぶりと、見た目の親しみやすさはもちろんですが、なにより「人を笑わせる確かな技術」が票を集めたようです。
アメトーク!で炸裂するバカリズムの説得力
テレビ朝日の人気バラエティ番組、アメトーク!の「だから嫌いなんだ発表会」。
複数の出演者が、嫌いな題材に対して、なぜその題材が嫌いなのかを独自の持論をもとにトークを展開する企画ですが、ここでバカリズムが題材にしたのがサッカーです。
バカリズムがサッカーに対して掲げた疑問点を見てみましょう。
PK合戦
散々走り回って勝敗が決まらない場合、最後に行われるPK戦は別の競技である。
謎の風習
何の血縁関係もない子供と入場し、試合が始まるときには閉め出す。
試合前に肩を組んで写真撮影
身体が冷えるし、終わってからやればいい。
点を入れた後ウロウロ
点を入れた人がウロウロし、見方も追いかけて一緒にウロウロするが、点を入れた人は逃げたりする。
W杯の時期に必要以上に熱狂する人
W杯を理由に泥酔し、街中で「ニッポン」を連呼する人たちが通行の妨げとなりゴミを散乱する。
「ニッポン」と連呼し、日本を汚すな。
最終的に言いたいことは、「がんばれニッポン!!」
頑張って欲しい、もっとよくなって欲しいという願いから疑問点を言わせていただいた。
プレゼン終盤とその後の反響
企画の趣旨は嫌いなものを発表することでしたが、この回のプレゼンの最後にバカリズムが訴えたのは、「サッカー自体は好きです。」「一発だけ、ちゃんと謝罪させてもらっていいですか?」という意外なものでした。
この放送後にバカリズムのSNSは炎上したようで、4ヶ月後に行われた同じ企画では、プレゼン終盤で謝罪をしたことで「ひよってんじゃねーよ!!!!!」という意見をいただいたことを告白します。
見る物を納得させる着眼点の鋭さと切り口
初めて当ブログの記事をご覧の方も多いと思うので説明しておきますが、運営者の僕ゆんずはサッカー好きを通り越したサッカーバカです。
学生時代に野球部だったバカリズムは野球に精通しており、そんな野球好きな人間がサッカーを批判するのは決して気分のいいものではありません。
しかし、このプレゼンで見せたバカリズムのいわゆるディスりは秀逸で、「言われてみれば確かにそうだわ」と共感するしかないものばかりでした。
実際、このとき共演者であるサッカー経験者の宮迫博之、Jリーグ名誉女子マネージャーの足立梨花も納得せざるを得ないといったリアクションは印象的です。
バカリズムの持つ天才的なひらめきを持ってすれば、そこに生み出されるのは嫌悪感や憎悪ではなく、笑いなのです。
むしろ、「サッカーをネタにしてくれてありがとう!」と言いたいですね。
バカリズムをターゲットにした理由
最後に、なぜ当ブログがバカリズムをターゲットにしたのか、その理由を2つ話しておきます。
ブログ記事との共通点
僕の趣味は、こうしてブログを書くことです。
そしてそのブログ記事は、なるべく多くの人の目にとまること=アクセス数を増やすことを望みます。
なぜなら、アクセスが多ければ多いほどモチベーションや収入のアップにつながるからです。
そしてそれはおそらく、ブログ以外のYouTubeやSNSで発信する人たちも含めてほとんどが、そう願っているはずです。
アメトーク!「だから嫌いなんだ発表会」で見せたバカリズムのプレゼンには、そういったアクセスアップに大切な要素が詰まっていたのです。
- 共感を得る手段
- 優れた独自のアイディア
- 人間味を感じさせること
このプレゼンでは、サッカーというスポーツを冷静に見たときに、誰もがうなづけるような疑問点が紹介されているため、多くの視聴者の共感を得ることができています。
しかし、ここで重要なのはただ共感を得るだけでは「あるあるネタ」だけのつまらない芸人と同じですが、そこにオリジナリティあふれる上質なディスりを加えることにより、視聴者をどんどん自分の世界観に引き込むことができている点です。
終盤には、それまでの攻撃的なトークを一変し、「叩かれますかね?」「一発だけ、ちゃんと謝罪させてもらっていいですか?」という弱さを見せることで人間らしさを演出し、「バカリズム」というよりも「升野英知」という人間を強く印象づけることに成功しています。
動的な天才に歯向かう静的な凡人
バカリズムがメインフィールドにするのはバラエティ番組です。
大勢の人の前で瞬発力を生かし続ける機転がきく人物、言ってみれば動的な天才・バカリズムには本当にリスペクトしかありません。
僕は頭の回転が遅いですし、人前で堂々と振る舞うことを大の苦手としており、言ってみれば静的な凡人です。(つまり普通の人)
そのため、こうしてブログという媒体を通してひっそりと発言することしかできませんが、バカリズムの創り出す世界観への憧れから、こうしてターゲットにさせていただいたわけです。
まとめ
- バカリズムという芸名は元々コンビ名だった
- IPPONグランプリ最多優勝を誇る瞬発力
- 映画学校出身の高い演技力と奇抜な発想から生まれるコントの構成力
- バラエティ以外にもジャンル問わずに活躍する仕事ぶり
- 己が好きなものをディスられても不愉快に感じない独特の切り口による説得力
お笑いタレント、バカリズム。
日本を代表するエンターテイナーとして、今後も僕らに新しい笑いの理論を提唱しつづけてくれることでしょう。
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- 非凡に関する案
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