恐ろしく正確な世界のスポーツ人気度ランキング・2019年度版

Sports Popularity Ranking 2019 スポーツの雑学
この記事は約23分で読めます。

「あなたは、どんなスポーツが好きですか?」

世界では様々なスポーツが誕生し、進化を続け、もはや私たちにとって欠かせない存在となっています。

そこで今回は、世界ではどんなスポーツが人気なのか、どのスポーツの競技人口が多いのかを探るため、独自に収集したデータをもとにランキングを作成。

この記事を読むことで、世界で本当に人気のあるスポーツはどれなのか、さらには将来どんなスポーツが注目されるのかといった付加情報も手に入れることができますよ。

ぜひ最後までご覧ください。

前年のランキングはこちらからどうぞ。

世界のスポーツの人気度ランキング作成基準

前回の記事でも冒頭でお話しさせていただいていますが、今回ご紹介する「世界のスポーツの人気ランキング」も以下の基準をもとに作成されたものであることをご承知おきください。

オリンピック憲章

ランキングは、オリンピックの規約を記した「オリンピック憲章」をベースにして作成しています。

というのも、現在のオリンピックは1896年に初開催されており、実に120年以上の歴史を経て、いまでは世界三大スポーツイベントとも呼ばれるほど世界に浸透しています。

つまり、「世界を代表するスポーツイベントであるオリンピックで正式に認められている競技=世界で人気のあるスポーツ」という公式を定義することができ、さらに、オリンピック憲章を基準にすることによって、より信頼性の高い世界のスポーツ人気ランキングが作成できるのではと考えました。

幸い、オリンピック憲章には『競技プログラム、競技・種別・種目の出場資格の認定』という基準が設けられていますので、記事の信頼性を高める意味でも、さっそくその記載内容をご紹介しておきましょう。

 オリンピアード競技大会のプログラムに含めることができるのは、男性によっては、少なくとも75か国、4大陸で、女性によっては、少なくとも40か国3大陸で広くおこなわれている競技のみとする。

(財)日本オリンピック委員会

このように、憲章内では『広くおこなわれている競技』と記されていますが、これをわかりやすく言い換えると「人気のあるスポーツ」、あるいは「認知度の高いスポーツ」と解釈することもできるのではないでしょうか。

ただ、この段階で得られる情報は「世界的に人気のあるスポーツはオリンピック競技になっている」ということだけで、その中でもどのスポーツが特に人気があるのかまではわかりません。

そこで、次のような条件を加えることによって、人気度を数値化していきます。

各スポーツの国際競技連盟に加盟する国・地域の数を比較

オリンピックの正式競技には、例えばサッカーなら国際サッカー連盟、バスケットボールなら国際バスケットボール連盟といったように、各国・地域の協会をまとめる国際競技連盟があります。

そして、国際競技連盟にどれだけの数の国・地域が加盟しているのかは、それぞれの公式サイトで確認することができます。

そこで、その数を集計しランキングとして順位を明確化しました。

これによって、国際競技連盟に加盟している国・地域の数が多ければ人気、国際競技連盟に加盟している国・地域の数が少なければ不人気というようにひとつの目安を作ることができます。

ということで、ランキングの作成基準を要約すると、以下のようになります。

オリンピックで正式に認められている競技(各スポーツ)の国際連盟加盟国数を比較することによって、スポーツの人気度や認知度を知るためのひとつの目安を得ることができる。

ということで、いよいよ当サイト独自の「恐ろしく正確な世界のスポーツ人気度ランキング・2019年度版」をご覧ください。

恐ろしく正確な世界のスポーツ人気度ランキング・2019年度版

では、いよいよここから「スポーツの人気ランキング(競技人口ランキング)」を発表します!

今回のランキングでは、2020年の東京オリンピックで実施される正式競技(27競技)と、開催都市提案の追加種目(5競技)を含めた32競技を比較し、さらに前回「恐ろしく正確な世界のスポーツ競技人口・2018年度版」からの変動も合わせてご紹介。

世界ではどんなスポーツが人気なのかをじっくり見てみましょう。

ちなみに、第1回のアテネオリンピックからすべての大会で実施されている競技は「5つ」のみとなっているので、その予想も含めてランキングをお楽しみください。

※ランキングのカッコ内「cr」はCountry and Region(国と地域)の略で、国・地域の数を表すために当サイトが独自に作成した単位です。

※近代五種は複合競技のため、ランキングには含まれていません。

※競技名に「※」がついているものは開催都市提案の追加種目です。

※開催都市提案の追加種目とは、オリンピックが開催される都市で人気があるなどの理由により特別に追加される競技のことです。正式競技とは違い、あくまでも開催都市が提案した追加競技なので、次大会以降も行われるかどうかはわかりません。

32位・スポーツクライミング※(91cr)

スポーツクライミングをする女性

32位は、91の国・地域が加盟しているスポーツクライミング。

スポーツクライミングの国際競技連盟は「国際スポーツクライミング連盟」で、オリンピック競技としては初採用となり、2020年の東京オリンピックでは開催都市提案の追加種目※として実施されます。

国際スポーツクライミング連盟の通称はIFSC(International Federation of Sport Climbing)で、設立は2007年とかなり歴史が浅いですが、ボルダリングの流行が長く続けば、もしかしたら正式競技への道が開かれるかもしれません。

31位・スケートボード※(92cr)

スケートボード

31位は、92の国・地域が加盟しているスケートボード。

スケートボードの国際競技連盟は「国際スケートボード連盟」で、加盟協会数は前回の調査で64crだったので、この1年で一気にその数を増やしたことになります。

こちらもスポーツクライミング同様に開催都市提案の追加種目※であり、オリンピック初採用となる競技。

国際スケートボード連盟の通称はISF(International Skateboarding Federation)。

30位・サーフィン※(106cr)

サーフィンをする男性

30位は、106の国・地域が加盟しているサーフィン。

サーフィンの国際競技連盟は「国際サーフィン連盟」で、加盟協会数は前回から+2cr。

こちらも開催都市提案の追加種目※でオリンピック初採用となる競技。

国際サーフィン連盟の通称はISA(International Surfing Association)で、設立は1964年。

海で自然に発生する波を使った競技なので、無事に開催できることを祈るばかりです。

29位・ラグビー(120cr)

フリーキックで集中しているラグビー選手

29位は、120の国・地域が加盟しているラグビー。

加盟協会数は前回から+5cr。

オリンピック競技としては、1900年代前半に男子15人制を4大会で開催、そこから100年ほど経った2016年リオオリンピックで7人制として久々に復活し、続く2020年も連続開催となります。

ラグビーの国際競技連盟はワールドラグビー(World Rugby)国際ラグビー連盟(rugby league football)のふたつありますが、東京オリンピックのラグビー競技はワールドラグビーの管轄下で行われます。

国際競技連盟がふたつ存在しているためちょっとややこしいですが、上記の理由から120crはワールドラグビーの協会加入数となります。

ちなみに、2019年9月に日本で開催されたラグビーワールドカップは、オリンピック、FIFAワールドカップと並んで世界三大スポーツイベントと言われています。

28位・馬術(134cr)

馬術

28位は、134の国・地域が加盟している馬術。

馬術の国際競技連盟は「国際馬術連盟」で、加盟協会数は前回から+1cr。

約30の競技があるオリンピックのなかで唯一動物を扱う競技であるため、いかにして人馬一体となれるのかが大きなポイント。

国際馬術連盟の通称はFEI(Fédération équestre internationale)で、1912年のストックホルムオリンピック以降、すべての大会で実施されています。

27位・ホッケー(137cr)

女子ホッケー

27位は、137の国・地域が加盟しているホッケー。

ホッケーの国際競技連盟は「国際ホッケー連盟」で、加盟協会数は前回から+9cr。

国際ホッケー連盟の通称はIHF(International Hockey Federation)で、男子は1928年のアムステルダムオリンピックから、女子は1980年のモスクワオリンピック以降すべての大会で開催されている競技です。

26位・野球・ソフトボール※(138cr)

野球・ソフトボール

26位は、138の国・地域が加盟している野球・ソフトボール。

野球大国の日本に住んでいると、「野球・ソフトボールがなぜこの順位?」とか「野球・ソフトボールってまとめられているのはなぜ?」と思う方が多いかもしれませんので、少し解説しておきます。

まず、野球が正式競技として採用されたのは1992年から2008年までのわずか5大会のみ、ソフトボールが正式競技として採用されたのは1996年から2008年までのわずか4大会のみであり、正式競技として開催された回数を見る限り、2020年時点で32回開催されているオリンピックの歴史からすれば、両者ともに「新参者」という立場であることがわかります。

そして、前の章でもお話しした通りですが、オリンピックの正式競技は「世界で広く行われているスポーツ」であることが条件です。

といことは、こういったオリンピックの歴史を振り返ると、「野球、ソフトボールともに世界的にはマイナーな競技である」と判断されてきたからこそ、正式競技としての採用回数が少ないわけです。

したがって、2020年のオリンピックではなぜ「野球・ソフトボール」と統合されているのかという理由と経緯は以下のようにまとめることができるのです。

オリンピックでひとつの競技として採用されるためには世界的な人気度の高さが必要だが、野球とソフトボールは単独だと人気度が低い。そのため、それぞれを種目として扱い、その2種目を統合し1競技とすることによって、人気度の低さをカバーした。

このような経緯もあり、野球とソフトボールの国際競技連盟は統合(当面は存続)し、現在は「世界野球ソフトボール連盟」として新たに組織を発足しました。

通称はWBSC(World Baseball Softball Confederation)です。

なお、上記の理由から「野球・ソフトボール」は2020年の東京オリンピックで開催都市提案の追加種目※として採用されており、2024年のパリオリンピックでは追加種目候補から外れ、2028年以降も正式競技として採用されるかどうかは未定です。

25位・セーリング(139cr)

セーリング

25位は、139の国・地域が加盟しているセーリング。

セーリングの国際競技連盟は「国際セーリング連盟」で、加盟協会数は前回から+19crと大幅増。

セーリング競技は1908年のロンドンオリンピック以降すべての大会で採用されており、1996年のアトランタオリンピックまではヨット、2000年のシドニーオリンピックからセーリングと呼ばれるようになりました。

国際セーリング連盟の通称はISF(International Sailing Federation)で、設立は1907年です。

24位・体操(146cr)

平均台で体操をする女性

24位は、146の国・地域が加盟している体操。

体操の国際競技連盟は「国際体操連盟」で、加盟協会数は前回から+5cr。

国際体操連盟の通称はFIG(Fédération Internationale de Gymnastique)で、男子は第1回の1896年アテネオリンピックから、女子は1928年アムステルダムオリンピックから実施中。

つまり、体操競技は第1回のアテネオリンピックからすべての大会で実施されている競技のひとつめ。

23位・ゴルフ(151cr)

ゴルフ

23位は、151の国・地域が加盟しているゴルフ。

ゴルフの国際競技連盟は「国際ゴルフ連盟」で、加盟協会数は前回から+10cr。

国際ゴルフ連盟の通称はIGF(International Golf Federation)で、オリンピック競技としては1900年と1904年に採用されてからしばらくは開催されず、2016年のリオオリンピックで112年ぶりに復活。

22位・フェンシング(153cr)

フェンシング

22位は、153の国・地域が加盟しているフェンシング。

フェンシングの国際競技連盟は「国際フェンシング連盟」で、加盟協会数は前回から+18crと大幅増。

国際フェンシング連盟の通称はFIE(Fédération Internationale d’Escrime)で、男子は1896年の第1回アテネオリンピックから、女子は1924年のパリオリンピックから実施中。

つまり、フェンシングは第1回のアテネオリンピックからすべての大会で実施されている競技のふたつめ。

21位・ボート(155cr)

ローイング

21位は、155の国・地域が加盟しているボート。

ボートの国際競技連盟は「国際ボート連盟」で、加盟協会数は前回から+37crと大幅増。

カヌー競技とは逆で、進行方向に背中を向けて進むのがボート競技の特徴。

国際ボート連盟の略称はWorld Rowing(ワールドローイング)で、通称はFISA(Fédération Internationale des Sociétés d’Aviron)となっています。

ボート競技は男子が1900年の第2回パリオリンピックから、女子は1976年のモントリオールオリンピックから実施中。

20位・アーチェリー(159cr)

アーチェリー

20位は、159の国・地域が加盟しているアーチェリー。

アーチェリーの国際競技連盟は「世界アーチェリー連盟」で、加盟協会数は前回から+3cr。

世界アーチェリー連盟の通称はWorld Archery(ワールドアーチェリー)で、略称はWA(World Archery Federation)。

アーチェリー競技は1900年代前半に5大会で実施され、その後しばらくは未採用が続きましたが、1972年のミュンヘンオリンピックから再び正式競技として実施中です。

19位・射撃(161cr)

射撃

19位は、161の国・地域が加盟している射撃。

射撃の国際競技連盟は「国際射撃連盟」で、加盟協会数は前回から+7cr。

国際射撃連盟の通称はISSF(International Shooting Sport Federation)で、第3回と第9回大会を除くすべてのオリンピックで正式競技として実施中です。

18位・カヌー(167cr)

カヌー・カヤック

18位は、167の国・地域が加盟しているカヌー。

カヌーの国際競技連盟は「国際カヌー連盟」で、加盟協会数は前回から+3cr。

国際カヌー連盟の通称はICF(International Canoe Federation)で、男子は1924年のパリオリンピックから、女子は1948年のロンドンオリンピックから実施中。

17位・トライアスロン(172cr)

トライアスロン3種目

17位は、172の国・地域が加盟しているトライアスロン。

トライアスロンの国際競技連盟は「国際トライアスロン連合」で、通称はITU(International Triathlon Union)。

トライアスロン競技は2000年のシドニーオリンピックから実施されているので、オリンピック競技としては比較的新しい競技であり、スイム(水泳)・バイク(自転車によるロードレース)・ラン(長距離走)の3種目で構成されています。

16位・レスリング(184cr)

レスリング

16位は、184の国・地域が加盟しているレスリング。

レスリングの国際競技連盟は「世界レスリング連合」で、加盟協会数は前回から+10cr。

世界レスリング連合の通称はUWW(United World Wrestling)で、男子女子ともに第2回の1900年パリオリンピック以外すべての大会で実施されています。

同率13位・バドミントン(192cr)

バドミントンのアイテム

同率13位のひとつめは、192の国・地域が加盟しているバドミントン。

バドミントンの国際競技連盟は「世界バドミントン連盟」で、加盟協会数は前回から+10cr。

世界バドミントン連盟の通称はBWF(Badminton World Federation)で、1992年のバルセロナオリンピックから正式競技として実施中。

ちなみに、BWFのスペルを見てもわかるように「バトミントン」ではなく「バドミントン」が正解。

同率13位・ウェイトリフティング(192cr)

ウェイトリフティング

同率13位のふたつめは、192の国・地域が加盟しているウェイトリフティング。

ウェイトリフティングの国際競技連盟は「国際ウェイトリフティング連盟」で、前回から+5cr。

国際ウェイトリフティング連盟の通称はIWF(International Weightlifting Federation)で、男子は1920年のアントワープオリンピックから、女子は2000年のシドニーオリンピックから正式競技として実施中。

同率13位・空手(192cr)

空手家

同率13位の3つめは、192の国・地域が加盟している空手。

空手の国際競技連盟は「世界空手連盟」で、前回から+5cr。

世界空手連盟の通称はWKF(World Karate Federation)で、既出の4競技(スポーツクライミング、スケートボード、サーフィン、野球・ソフトボール)と同様、開催都市提案の追加種目※としてオリンピック初採用となる競技です。

12位・自転車(194cr)

自転車競技

12位は、194の国・地域が加盟している自転車。

自転車の国際競技連盟は「国際自転車競技連盟」で、加盟協会数は前回から+20crと大幅増。

国際自転車競技連盟の通称はUCI(Union Cycliste Internationale)で、1896年の第1回アテネオリンピックからすべての大会で競技が実施されています。

つまり、自転車競技は第1回のアテネオリンピックからすべての大会で実施されている競技の3つめ。

11位・ボクシング(203cr)

ボクシング

11位は、203の国・地域が加盟しているボクシング。

ボクシングの国際競技連盟は「国際ボクシング協会」で、加盟協会数は前回から+7cr。

国際ボクシング協会の通称はAIBA(Association Internationale de Boxe)で、男子は1904年のセントルイスオリンピック以降(1912年のストックホルムオリンピックを除く)、女子は2012年以降すべての大会で実施されています。

10位・柔道(204cr)

スポーツの人気ランキングもいよいよトップ10です。

ここからはより競技の魅力がわかりやすいようにおすすめ動画もご紹介しますので、ぜひご一緒にどうぞ。

- YouTube
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10位にランクインしたのは、204の国・地域が加盟している柔道。

柔道の国際競技連盟は「国際柔道連盟」で、協会加盟数は前回から変化なし。

国際柔道連盟の通称はIJF(International Judo Federation)で、男子は1964年の東京オリンピックから(1968年のメキシコオリンピックは除く)、女子は1992年のバルセロナオリンピックから正式競技として実施されています。

初採用が1964年ですから、オリンピック競技の中では比較的歴史が浅いと言える柔道ですが、メダルを獲得した国・地域の数は55crに及ぶため、急速に世界に普及したと考えられます。

同率7位・テコンドー(209cr)

同率7位のひとつめは、209の国・地域が加盟しているテコンドー。

かかと落としや回し蹴りなど、派手な足技はとても見応えがありますね!

実は、テコンドーの国際競技連盟はふたつあり、ひとつは「世界テコンドー連盟」、もうひとつは「国際テコンドー連盟」なのですが、オリンピックで実施されているテコンドー競技は前者の世界テコンドー連盟管轄の下に行われています。

世界テコンドー連盟の通称はWT(World Taekwondo)で、オリンピック競技としては2000年のシドニーオリンピックから正式競技として実施されているので、トライアスロンと同様にオリンピックの歴史のなかでは比較的新しい競技です。

同率7位・ハンドボール(209cr)

同率7位のふたつめは、209の国・地域が加盟しているハンドボール。

ハンドボールの国際競技連盟は「国際ハンドボール連盟」で、加盟協会数は前回から+5cr。

国際ハンドボール連盟の通称はIHF(International Handball Federation)で、男子は1936年のベルリンオリンピックで初採用され、その後1972年ミュンヘンオリンピック以降はすべての大会で実施、女子は1976年のモントリオールオリンピック以降すべての大会で実施されています。

同率7位・水泳(209cr)

アーティスティックスイミング

同率7位の3つめは、209の国・地域が加盟している水泳。

水泳の国際競技連盟は「国際水泳連盟」で、加盟協会数は前回から+1cr。

国際水泳連盟の通称はFINA(Fédération Internationale de Natation)で、男子は第1回のアテネオリンピックから、女子は1912年のストックホルムオリンピックから実施されています。

つまり、水泳は第1回のアテネオリンピックからすべての大会で実施されている競技の4つめ(あとひとつ)。

ちなみに、上の画像のような芸術性や表現力を競う水泳は2016年のリオオリンピックまで「シンクロナイズドスイミング」と呼ばれ、「シンクロ」の愛称で親しまれてきましたが、2017年7月22日に開かれたFINAの総会で名称変更が発表され、2020年の東京オリンピックからは「アーティスティックスイミング」となります。

ということで、今後は愛称も「シンクロ」ではなく「アーティス」となります。

動画は2004年の流行語「超気持ちいい」の誕生の瞬間。

6位・テニス(210cr)

6位は、210の国・地域が加盟しているテニス。

テニスの国際競技連盟は「国際テニス連盟」で、加盟協会数は前回から+7cr。

国際テニス連盟の通称はITF(International Tennis Federation)で、男子が第1回の1896年アテネオリンピックから、女子が第2回の1900年パリオリンピックから実施され、その後1928年から1984年までは正式競技に採用されなかったものの、1988年のソウルオリンピックで再び正式競技として復活し、現在に至ります。

5位・サッカー(211cr)

5位は、211の国・地域が加盟しているサッカー。

動画は、「サッカー史に欠かせないゴール集」の詰め合わせです。

サッカーの国際競技連盟の通称は「国際サッカー連盟」で、加盟協会数は前回から変化なし。

国際サッカー連盟の通称はFIFA(Fédération Internationale de Football Association)で、男子は第4回の1908年ロンドンオリンピックから(第10回の1932年ロサンゼルスオリンピックは除く)、女子は第26回の1996年アトランタオリンピックから実施されています。

4位・バスケットボール(213cr)

4位は、213の国・地域が加盟しているバスケットボール。

動画はNBAのスーパープレイ集です。

バスケットボールの国際競技連盟は「国際バスケットボール連盟」で、加盟協会数は前回から-1cr。

国際バスケットボール連盟の通称はFIBA(Fédération Internationale de Basketball Association)で、男子は1936年のベルリンオリンピックから、女子は1976年のモントリオールオリンピックから実施中。

3位・陸上(214cr)

3位は、214の国・地域が加盟している陸上。

動画は、現在も破られていない100mの世界記録が誕生したレースです。

陸上の国際競技連盟は「国際陸上競技連盟」で、加盟協会数は前回から+2cr。

国際陸上競技連盟の通称はIAAF(International Association of Athletics Federations)で、男子が第1回の1896年アテネオリンピックから、女子が第9回の1928年アムステルダムオリンピックから実施中。

100mなどのトラックレース、マラソン、走り高跳び、棒高跳び、やり投げなど多彩な種目が行なわれる陸上競技ですが、ただひとつ、どの種目にも共通しているのは「自らの能力の限界に挑戦する」というシンプルなテーマです。

ですから、シンプルがゆえに誰が見てもわかりやすく、国籍や言語の壁を気にすることなく楽しめるという点が陸上の最大の魅力なのかもしれませんね。

ということで、第1回のアテネオリンピックからすべての大会で実施されている競技の5つめは陸上競技です!

2位・バレーボール(222cr)

2位は、222の国・地域が加盟しているバレーボール。

バレーボールの国際競技連盟は「国際バレーボール連盟」で、加盟協会数は前回から変化なし。

国際バレーボール連盟の通称はFIVB(Fédération Internationale de Volleyball Association)で、1964年の東京オリンピックから正式競技として実施中。

1位・卓球(226cr)

堂々の1位は、226の国・地域が加盟している卓球。

卓球の国際競技連盟は「国際卓球連盟」で、加盟協会数は前回から+6cr。

国際卓球連盟の通称はITTF(International Table Tennis Federation)で、オリンピック競技としては1988年のソウルオリンピックから実施中。

スポーツの人気ランキングのまとめ

最後に、今回のスポーツの人気ランキングをまとめます。

視覚的にわかりやすいようにグラフ化しました。

※グラフをタップorクリックで数値が表示されます。

いかかでしたでしょうか。

いずれにしても、前回「恐ろしく正確な世界のスポーツ競技人口・2018年度版」のランキングから加盟協会数がマイナスになったのは国際バスケットボール連盟だけで、それもわずかに-1cr。

それもそのはず、1900年に16億人だった世界人口は2000年に60億人を突破し、2055年には100億人を超えると言われている急速な人口増加は、今後もスポーツの競技人口を増やし続け、それに比例して国際競技連盟の加盟協会数も増やし続けることになるでしょう。

スポーツは、我々人類が滅びない限り今後も進化を続け、人々に癒しと興奮を与え続けてくれるのです。

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コメント

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