この記事では、Amazon(アマゾン)で購入した商品を簡単に返品・交換する方法を解説します。
事情は人それぞれ違うと思いますが、1度買ったものを返品・交換したいっていう状況は日ごろあんまり起きることじゃないし、どうしたらいいのか困る人も結構多いはず。
かくいう私も今回、知らず知らずのうちに遠回りをしてしまって返品・交換に手間取り、なかなかに困り果てました。
そこで今回は、Amazonで購入した商品を返品・交換を簡単に行えるよう、どうやって手続きをしていけばいいのかその流れを、私の体験をもとに詳しく解説していこうと思います。
この記事を読んで、無駄なやり取りなく効率的に返品・交換作業を進めましょう。
ただし、返品・交換する条件によって対処法がやや異なるため、そのあたりについても隅々まで調べて記事にしているので、最後までよくご覧ください。
返品・交換に至った経緯
まず、今回なぜAmazonで購入した商品を返品・交換しなければならなくなったのか、その経緯からご説明しておきます。
というのも、冒頭でも申し上げた通り、Amazonで返品・交換をしたい人の理由はそれぞれ違うはずです。
ということは、今回の私の例とは異なる条件で返品・交換する方にとっては、この記事の情報は役に立たない可能性もあるということです。
しかし裏を返せば、私の例と同じ条件で返品・交換をする方にとっては非常に参考になる記事なので、あなたがどういった理由で今に至ったのかをぜひここで一旦確認しておきましょう。
ということで、今回私が返品・交換に至った経緯はこちら。
先日、Amazonでこんな商品を購入しました。
カークランドというメーカーの比較的リーズナブルなブラックペッパーで、約400グラムで1,000円ちょっとと非常にコスパに優れている商品です。
料理をよくされる方にはお馴染みの商品かもしれませんが、商品名にもある通り、実はコストコでも売っていたりするものであり、今回購入したものは以前コストコで購入したものと全く同じものなのです。
というのも、一人暮らしである私にとって「コストコの大ボリューム感」は持て余すものであり、よって年会費のもとをとれるほどの頻度で買い物に行くこともないため、話題性に乗って会員になったものの現在は利用していせん。
ということで、今回はネットでお安いブラックペッパーを探していたわけですが、そこで目に入ってきたのがこちらの商品です。
奇遇にもコストコで販売されているものと全く同じものを見つけることができ、意気揚々とAmazonで購入するに至ったわけですが…。
数日後、商品が届きました。
私が今回購入したのはホールタイプ(大きな粒状)のブラックペッパー。
しかし、届いた品物は、確かに似たようなパッケージングではあるものの、何やら色味が異なっています。
その容器には、丸く黒々とした粒が詰まった「ホール」タイプのブラックペッパーではなく、すでに細かく砕かれた粉末が入っていました。
裏を見ると、やはり「ブラックペッパー(粗挽き)」。
つまり、This is not「ホール」。
「私はやらかしてしまったのか!?」
直観的にそう感じましたが、すぐに自問自答し、Amazonの注文履歴を確認します…。
「ホールブラックペッパー」の商品名を確認、ホッと胸を撫で下ろす私。
しかし同時に、こんな考えが頭をよぎりました。
「返品とか交換する手続き、めんどくせーな…。」
というのも、これはおそらく私だけではないと思いますが、こういった類のやり取りは思った以上に時間がかかるため、その労力は計り知れません。
日常において返品や交換することなんてそうそうないし、どうしたらいいのかを検索し、最善の策を導き出し、実行に移さなければならないのです。
さらに今回の買い物はせいぜい1,000円ちょっとのものであり、果たしてその作業に意味はあるのか、熟考に熟考を重ね、こう決断を下します。
「大変面倒ではあるが、返品、もしくは交換しよう…!」
というのも、普段料理をされる方ならすぐにピンとくると思いますが、我が家では普段からミル(粒を粗く砕く器具)を愛用しています。
すでに砕かれた粗挽きのブラックペッパーももちろん風味は良いですが、食べる直前にガリガリと音を立ててミルに砕かれたブラックペッパーの風味の豊かさには及びません。
そう、挽きたてのブラックペッパーの風味を「面倒だから」という安易な理由で簡単に譲るわけにはいかないのです。
人は誰しも、こだわりを持っています。
周りには理解されなくとも、それは決して譲ることのできない個性というものでしょう。
あなたにも、そんな「個性」があるはず。
しかも、今回注文したのは間違いなく「ホール」のブラックペッパーであり、今回のケースでは、つまり「間違った商品が届いた」わけなのです。
Amazonには、常日頃お世話になっています。
生活雑貨はもとより、趣味のバイクや釣りなどの商品もたくさん購入してきました。
しかしだからこそ、これからも長くお世話になるであろうAmazonとの関係は、極めて良好に保っていきたいと考えています。
人間は、間違える動物です。
こういったトラブルが起きることは仕方のないことであり、重要なのはその対処法。
それ次第では、これまで長年築いてきたAmazonとの関係にヒビが入ることにもなりかねないのです。
そこで、次の章からいよいよ返品もしくは交換するための手続きにとりかかるわけですが、この記事にたどり着いたあなたがおそらく今感じている「返品・交換の手順がわからない」という厄介な状況に、私も陥っていくのでした。
これを悪い例として、記録しておきます。
今回の返品・交換の条件は以下のものなので、これに当てはまる方はよくご覧ください。
- 出品者が販売、Amazonが発送する商品
- カテゴリーは食品
- 注文とは違う商品が届いた(自己都合ではない)
返品・交換への最初のアプローチ
※この章では私の経験談を話しているだけなので、飛ばして次の章へ進んでいただいてもかまいません。→返品・交換を最短で行う方法
出品者への問い合わせ
返品・交換するにあたって、私はまずメールやチャットなどでの手段を模索します。
というのも、SNSやチャットでのやり取りが浸透した現代において、電話でのやり取りに抵抗を感じてしまう人も多いはず。
かくいう私もその一人です。
家族や友人との電話ではなく、今回のケースでは非日常的な会話のやり取りをせねばならないうえ、その相手はもちろん会ったこともない赤の他人。
万が一カスタマーサービスに「返品はできません。」なんて言われた日には頭にくるだろうし、その日一日はモヤモヤした気分でなかなか寝付けない夜を過ごすかもしれません。
そこで、まずは返品・交換をする方法をGoogleで検索し、チャットなどを使ったやり方を調べることにしたのです。
すると、とあるサイトにヒントを発見。
その情報をもとに手続きを進めていきます。
なお今回のケースでは、「ホール」のブラックペッパーを頼んだのに「粗挽き」が届いたため、商品の返品ではなくまずは交換を第一優先として手続きを進めました。
Amazonの注文履歴にアクセスし、「注文の詳細」をクリック。
「販売」の欄に販売者のリンクがあるので、そこをクリック。
販売者のストアフロントに移るので、右上の「質問する」をクリック。
出品者メッセージアシスタントという画面が開くので、案内に従ってやり取りを進めます。
今回の第一優先は商品の交換なので、商品の交換の項目を探します。が、選択肢にはないので、「その他」を2度選択し、ようやく出品者にメッセージを送るところまでたどり着きます。
渾身の思いを込めて、メッセージを入力。
「ホールのブラックペッパーを注文しましたが、届いたのは粗挽きのものでした。交換願います。」
こちらの思いがより伝わるよう、会心の一撃となる粗挽きのブラックペッパーの写真も添え、メッセージを送信。
メッセージ送信から数時間後、この日は日曜日だったのにも関わらずさっそく出品者からメッセージが。
メールの内容はこうです。
「現在確認中ですが在庫に関してはアマゾンへの委託をしており、申し訳ありませんがアマゾンカスタマーサービスにご連絡をして返品、返金処理をお願い致します。」とのこと。
つまりこの文章から汲み取れた内容は、在庫の管理はあくまでもAmazonが行っているため、返品の手続きはAmazonと直接連絡をとる必要があるということでした。
残された道はただひとつ、Amazonとの直接対決に移行します。
Amazon返品受付センターへの問い合わせ
Amazonと直にやり取りをするため、より直接的なアプローチを模索します。
「注文履歴」→「注文の詳細」と進み、右側にある「商品の返品」へ。
ところが、です。
返品する商品を選択する画面の左端、チェックを入れられる四角いアイコンがホールブラックペッパーの横には存在しないばかりか、右には「返品受付センターではこの商品のお手続きを承れません」というメッセージとともに、まがまがしき黄色いビックリマークのアイコンが表示されているではありませんか…!
万事休す、ついにここで道は閉ざされたのか…。
週末の2日間を利用し、なんとかここまでたどり着いたのはいいものの、こんなにあっけのない幕切れとなってしまうのか、そして私はここで朽ち果てるのか…。
いや、私にはまだ最後の切り札が残されている。
そう、古(いにしえ)から伝わる伝達手段、電話。
確かに、それを邪道だと非難する人もいるでしょう。
なぜなら、この章の冒頭で宣言した通り、ここまで私は返品・交換の手続きを「電話を使わずに」成し遂げることを目標に歩を進めてきたという経緯がありますからね。
ある意味、それは私の美学といっても過言ではない。
しかし、あくまでも最終的なゴール、つまり目的地は「返品・交換をする」こと。
美学や信念を貫くことも大切だけど、そのこだわりゆえに目的を達成できなければ本末転倒、この2日間の行動は無意味なものになりかねない。
ということで、次の章がいよいよ最終章、ここまで険しい道のりを歩んできたAmazonへの返品・交換を、ついに完遂します。
返品・交換を最短で行う方法
Amazonカスタマーサービスへのアプローチ方法
ここから、Amazonで返品・交換するための最短の方法をご紹介します。
結論から言うと、「Amazonで返品・交換を簡単に行うにはカスタマーサービスに電話するのが早い」というのが答えです。
この答えの理由は以下のやり取りをご覧になればこ納得いただけると思うので、順にご紹介しましょう。
まずはカスタマーサービスへのアプローチ方法から。
ページ左上にあるAmazonのメニューをオープン。
メニューの下の方にある「ヘルプ」をクリック。
ページの下へスライドし、「トピックから探す」の中から「問題が解決しない場合は」「カスタマーサービスに連絡」と進みます。
ページ左下にある「Amazon.co.jpからお電話いたします」をクリック。
1で商品を選択し、2の詳細内容で返品方法を選択。
ここに「交換」という項目はありません。
3の「電話」ボタンをクリック。
普通に10桁もしくは11桁の電話番号を入力、「今すぐ電話がほしい」ボタンをクリックすると、まもなく電話がかかってきます。
カスタマーサービスへの電話の流れ
今回、私がカスタマーサービスと電話でやり取りした会話の流れをここに記しておくので、参考程度に目を通しておくとスムーズに手続きを進められるはずです。
【電話の流れ】
Amazonから電話がかかってくる。
自動音声のガイダンスが流れる。
カスタマーサービスの担当につながる。
ホールブラックペッパーを購入したのですが違う商品が届いたので交換、もしくは返品をお願いします。
注文の確認のため、名前を確認します。
ポカリ川です。
ご本人確認がとれました。
対象となる商品名はホールブラックペッパーで間違いありませんか?
間違いありません。
その後保留音が流れるので待つ(今回は約2分間)。
返品不可の商品のため、商品代金はクレジットカードにご返金をさせていただきました。
改めて商品ページから再注文のご検討をいただいてもよろしいでしょうか。
すでに届いている商品はお納めいただいて、再検討をお願いします。
届いている商品は返品する必要がないということですか?
食品の商品になりますので、返送不要でそのまま破棄かお納めいただくようお願いします。
本日から1日~3日以内にクレジットカードへの返金処理は完了します。
返金処理完了はメールでお知らせします。
今回出品者に一度連絡をとり、そこで解決しなかったため今度はAmazonに連絡をしたという経緯がありました。
返品の方法がとても手間に感じたのですが。
Amazonが販売・発送する商品の返品方法と、出品者が販売・Amazonが発送する商品の返品方法は変わりはない状況です。
出品者が販売・発送する商品については出品者に対応を依頼しております。
カスタマーサービスとの大まかなやり取りは以上です。
要点をまとめるとこうなります。
- 食品の商品は返送不要で、破棄or収受は購入者の自由
- 返品不可商品には交換という概念はなく、改めて商品を購入する必要がある
- 返金は1日~3日以内にクレジットカードへ
電話の対応は非常に丁寧で好印象。
この日は夜中に電話をかけたのですが、24時間対応しているところも良いですね。
電話という「答え」に至るまでは遠回りしましたが、いざ電話をしてみると案外アッサリと問題は解決、電話の直後再度同じ商品を注文し、後日、今度はきちんとホールタイプのブラックペッパーが届きました。
まとめ
Amazonで「簡単に」返品・交換するための知識を、今回の経験値からまとめます。
- Amazonが販売・発送する商品の返品方法と、出品者が販売・Amazonが発送する商品は返品方法は同じである
- 出品者が販売・発送する商品は出品者に対応を依頼している
- 食品は返品不可商品であり、交換・返品という概念はない
- そのため、すでに届いている商品は返送不要で破棄か収受は購入者の自由である
- 困ったときは24時間対応のカスタマーサービスへ連絡すべし
今回のような食品を返品・交換したいケースでは返品受付センターで手続きをすることができませんし、他のカテゴリーの商品に関しても、返品・交換の条件などの説明書きを読んだところで的確に内容を理解できる人はどれくらいいるでしょうか。
したがって、今回の返品・交換の経験から導き出された答えはこうです。
Amazonさん、末永いお付き合いをよろしくお願いします。
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